星の海

星の海の記憶(莉央&琴乃ver.)

昼公演は不意打ちで何も考えられなくなっていたので、夜公演の記憶から書きます。

こちらでも触れましたが、MVが大好きなんですよね。
IDOLY PRIDEの中で特に好きな要素の1つです。

LAWSON presents IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2022 “約束”で披露された星の海の記憶は、スクリーンにMVを流しつつ、MVを現実世界に拡張するように演出されていたのが印象的でした。

演出の要素として主に以下4つがあったと思うのですが、星の海の記憶の照明演出は取り分け力が入っていたように感じました。

  • スクリーン
  • 背景(スクリーンの裏)
  • 左右の三角錐のオブジェ
  • 照明

1A

「いつから 見慣れた景色」

1Aでは夕暮れを眺めるシーンで、
これに合わせてオレンジ色が中心の照明となっていました。

1B

「夜は暗い だから」

1Bでは薄暮に背を向けて夜空を眺めるシーンで、
オレンジ色の照明から青色に切り替わりました。

1サビ

「星の海が流れていく」

欄干に埋まった明かりが後ろに流れるのを背景に、自転車で移動するシーンで、
ムービングライトが青色から白色に切り替わり、会場中を流れるように動いていました。

「笑顔がもっと光るように」

客席に向かって袖の左右のライトを全灯させていました。

2A

2番からはスクリーンを挟んで戸松さんと橘さんがステージ2段目の左右に登場しました。

「Starry the sky」

定点カメラで満天の星空を映すシーンで、
ステージの黒背景に星の海を想起させるような照明が配置されていました。
ファミ通のイベントレポートの写真でも確認できますね。

「好きだよ さざ波の音」

日中に星見市を制服で歩く、レッスンするなど日常のシーンで、
左右の三角錐のオブジェは翠色に照らされていました。
アイドルとしてのイメージカラーであるピンク色と、その対比の、普通の女の子としての翠色(ピンクの補色)が作中でよく使われているのは周知のことですが、
ここでもやはりライブと日常との対比で、補色の翠色が使われていたのかなと思います。

2B

「昼はまぶしい だから」

私室で作詞に悩むシーンで、
三角錐は黄色に照らされていました。
星の海の記憶は「星見祭りのため、大好きな星見市を思って作詞した」とBEGINNING OF LODESTARで明かされていますが、アイドルとして星見市(日常)を歌うという意味で、ピンク色と翠色の中差色相である黄色が使われているのかなと想像しました。

2サビ

「素顔のままいられるよう」

三角錐は翠色に照らされていました。
歌詞そのまま、普通の女の子としての翠色ですね。

C

「拡散してゆく Twilight そして Sunrise」

三角錐は紫色に照らされていました。
Twilightは日が沈んで完全に暗くなるまでの薄暗い時間帯(紺)ですが、そこから色相環上でSunrise(オレンジ)に進む途上の紫なのかなと考えました。

「明日を強く生きる」
三角錐は白く照らされました。
白といえば麻奈ちゃんの衣装ですよね。この衣装を着て他のアイドルを寄せ付けない自信に満ち溢れた振る舞いをする麻奈ちゃんは正しく強く生きていると思います。

落ちサビ

「空の色が変わってゆく」

これまで私室で作詞をしている間に窓から見える景色は薄暗く雨模様でしたが、歌詞に合わせて雨が止み、星の海が見えています。
三角錐はその色と同様に青に照らされていました。

ラスサビ

「星の海が流れてゆく」

三角錐は翠色に照らされていました。
ムービングライトは会場中を動いていて、ミラーボールみたいな細かい光も沢山あって、ラスサビらしく星の海に包まれたような気持ちでしたね。

アウトロ

左右の三角錐はそれぞれ紫と翠に照らされていました。
(三角錐は翠、ステージを照らす他のライトが紫だったかも?)
最後の最後に莉央の紫と琴乃の翠(麻奈の後追いを止めて自立した意味で、ピンクの補色としての)だったとしたら良いなぁ。

その他

照明以外には、演者の立ち位置も印象的でした。
戸松さんと橘さんはステージ2段目の左右から動かず、ステージ中央と左右のウィングは空けたままになっていました。

「星の海の記憶」に関しては、わたしはソロなのでフォーメーションというものがなく、ともするとセンターポジションやちょっとの移動で寂しいので、自分から皆さんのそばに行きたいな、と「左右のウィングを使いたいです」とご相談させていただきました。

まとめ

平面に映し出されたMVから現実世界に拡張するように照明演出が構成されていて(願望)、空間全体がMVの中のようで、確かにそこに麻奈ちゃんはいました。

現在、アプリ的にはⅢXが実装され、ストーリーではmihoの「今度は私が長瀬麻奈を消してやる」という発言など、アイプラらしい、光だけではなく陰も描写する展開となっていますが、このタイミングで「IDOLY PRIDE -VENUS STAGE/RE:BEGINNING-」以来の星の海の記憶を、ここまで麻奈ちゃんを大切にした演出で披露してくれたのは、とても嬉しく思います。ずっとこの瞳が覚えている、と言いたいところではありますが、鳥頭なので記憶から薄れていくことが怖いです。円盤を売ってください。幕張の円盤も。是非とも形に残して何年先でも見れるようにしていただけると嬉しいです。

夜公演で開催が告知された2月のライブ「IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023 “未来”」ではどんな未来を見せてくれるのか今からとても楽しみです。

 

よもやま話

これは6/28の「LAWSON presents 夏川椎菜 2nd Live Tour 2022 MAKEOVER」で披露されたササクレを見て星の海の記憶になってる僕。
ステージの背景と照明の演出を見て「星の海の記憶じゃん...」って言ってたのが、まさかの4日後に本当に星の海の記憶で同じ演出を見せられることになるとは。約束の昼公演では頭が破壊されてしまいました。ガチでやばいことが起きた。

あとは、アンチテーゼのストロボライトの点滅が狂おしいほど好きなのですが、Shock out, Dance!!でもムービングライトで同じことをやられてこれまた頭抱えてました。

このブログを書くにあたって、麻奈ちゃん関連のコンテンツを見返す流れで、ストリートビュー金沢八景を散歩していた(?)のですが、金沢文庫駅周辺にも絵の資料として使われた場所があったんですね。今度、星の海の記憶を聴きながら行ってみようと思います。

作詞におきましては情景と感情がリンクして聴いた人が麻奈と共感できるよう努めました。