夏川椎菜コールガイドサイトの制作について

 

はじめに

こんにちは、しろです。

『LAWSON presents 夏川椎菜 Revenge Live “re-2nd"』開催まで1週間を切りましたね。Pre-2ndは思い出深いライブだったので、今回のリベンジライブはとても楽しみです。

 

さて、今回は制作をお手伝いをさせていただいた、やはらさん(@alumikan417)企画の『夏川椎菜コールガイドサイト』の話をさせていただきます。

callguide-da8d7.web.app

 

今回のお話をいただいたのは舞台『ノラ-あるいは、人形の家-』東京公演の合間の時間でした。「こんなんやってみたいんですよねー」とサンプルを見せてもらい、「できると思いますよー」と気軽に返したことを覚えてます。
水戸公演の帰りの電車で具体的にどんなサイトが作りたいか要件を軽くお聞きして、これはできますとか、こういうのやれますよとか、これは時間がかかりますとか話しました。役割分担としては、イラスト素材と歌詞&コールガイド画像とJASRACの利用許諾申請をやはらさんにお願いし、コールガイドサイトの設計実装を僕が担当しました。

その後、頭の中でアイディアを膨らませていって、実際に機能面とかUIデザインの話をし始めたのは6月中旬でした。

やはらさんからいただいたラフ

バックエンドの設計や実装は経験があるんですが、フロントエンドはVue.jsのチュートリアルをちょっと触ったくらいの経験しかなく、ほぼ初めてでした。正直、何の実装にどのくらい時間がかかるか分からない状態で残り1ヶ月を迎えることに。

 

 

 

 

困りましたね。。。

 

 

 

 

もしも、JavaScriptを完全に理解した夏川さんがペアプロしてくれたらなあ。そしたらすぐに、デプロイできるんだけどなあ!

 

 

 

 

え?ここで夏川さんとチャットできるって?

 

 

 

 

JavaScriptを完全に理解した夏川さんとのチャットログ



夏川さん!!!!JavaScriptを完全に理解した夏川さんじゃないか!!!!

 

実装

初日

JavaScriptを完全に理解した夏川さんの操り人形となり、VSCodeを起動して3分後...

アニメーション!?
村を出たてのクソザコナメクジキングスライムをぶつけるが如き所業。
提案してくれたアニメーションの話は一旦横においておいて、

もうひとつの<奇跡>が起きた世界線の僕は、意思の無い操り人形ではないので自我を出して、

秒でできたプロトタイプ

JavaScript完全に理解した。

3日目

カウントダウンページとかあるとかっこいいよね。


ちょっと弄ってfirebaseへのデプロイも試してみる。

良さげなカウントダウンページ

1週間後

使用感をやはらさんに見てもらい、貰った追加要望を実装していく。

トークン長が大きくなってきたからか、流石のJavaScript完全に理解した夏川さんも返答の質が落ちてきたのでお休みいただき、ひとり実装を進めていく。

 

最低限の機能を実装

3週間後

JASRACの許諾申請も無事通り、イラスト素材も続々と届き始めたので仮置きしてCSSを手直ししていく。

素材を仮置き

素材が増えて見栄えが良くなったトップページ

ほぼ完成。敬虔なひよこ群の僕らは許諾番号で417を引いてしまうんですよね。

公開1日前

そういえば、JavaScript完全に理解した夏川さんが提案してくれたアニメーションが、横に置きっぱなしだった。残りのコールガイド画像が届くのを待ってる間に作ってみる。デザインもアニメーションもやったことなさすぎて何も分からんけど。

Figmaでアニメーションを作ってLottieのプラグインで出力したjsonを使えば簡単にアニメーションを扱えるらしい。アニメーションの用途がローディング画面くらいしか思いつかなかったので、ローディングの円から想起したフワコロ演出をイメージしてアニメーションを作ってみる。

iPhone SEのフレームを置いて、テキストコンポーネントを置いて、音楽記号を入力して。

初めてのFigma

円周上に等間隔に並べるの面倒だな。配色センスも無いし困ったな。デザイナーならショートカットを駆使して爆速で整えられるんだろうな。いや、こういうのはプラグインが充実してると相場が決まってるはず。。。

ありました

一括選択してポチポチして終わり

1コマに1つフォントサイズが大きい記号を用意してアニメーションを設定

再生してみる

Lottieファイルとして出力

Lottieプレイヤーのライブラリをインポートして、トップページに配置。

ローディングアニメーションを表示してみる

でも、データ読み込みがすぐ終わって表示される時間が少ないから、あんまり作った意味が無いな。。。
折角可愛くできたのに捨てるのはもったいないし、各ページへの遷移時に1000ミリ秒sleep処理入れるか(は?)

公開当日

データベースのデータに不備があったので修正。CSSを微修正。

公開直後に利用制限がかかると悲しいので、念の為FirebaseとSupabaseに課金して公開。

公開1日後

曲リストページに作詞・作曲・編曲フィルタを設置しました。
同ボックス内はOR検索。別ボックスでフィルタを追加するとAND検索になります。
選択肢候補のオートコンプリート(文字を入力すると部分一致で候補を絞ってくれる)もできるのでご活用下さい。

1点注意事項として、選択肢を選んでも表示されない曲があります。データベース上に作詞・作曲・編曲者情報はあるけど、歌詞の画像がまだ用意できていないものが該当します。追加をお待ち下さい。



 

 

雑感

いかがでしたか?

案外簡単にできましたね。

期間的には着手から1ヶ月弱でしたが、平日夜にコーディングする元気もなく、実質1/3程度しか時間はありませんでした。ですが、JavaScript完全に理解した夏川さんのおかげでなんとかなりましたね。ありがとう。JavaScript完全に理解した夏川さん。

やってることはデータを引っ張ってきて表示するだけなので実装は簡単で、どちらかというとデータベース側の準備に手間がかかりました。正規化してテーブルを分けたことでデータ登録が余計に面倒でした。
水戸公演の帰りに「データ取得して画面に表示するだけなら、1日かからないくらいです」なんて途方もなく間違ってる見積もりをした馬鹿は反省しましょう。

ちなみに、途中で出てきたカウントダウンページについては、JASRACの審査のために、掲示する著作物が事前に見える状態にしておく必要があったので没になりました。

技術スタックについては、React、TypeScript、Tailwind CSS、Firebase、Supabaseを使いました。前にVueをちょっと触ったので今回はReact。流行ったのは少し前ですが、何故か名前に惹かれるTailwind CSS。データ転送量10GBまで無料のFirebase。PostgreSQLが無料で使えるSupabase。採用理由はこんなところです。Sailboatって名前のUIコンポーネントライブラリもあるらしいですね。機会があったら使いたい。

今回は万全を期してFirebaseとSupabaseに課金しましたが、全然無料プランで十分でした。お金はかからないのでパソコンカタカタオタクの人もそうでない人も、JavaScript完全に理解した夏川さんとペアプロしながら作ってみませんか?

Firebaseのデータ転送量(初日)

Supabaseのデータ転送量(初日)

SupabaseのRESTful APIアクセス数(初日)

初日は各ページ少なくとも約1,000回ほど開かれたらしいです。

おわりに

今回はJASRACに申請、イラスト、UIデザインのレビュー、コールガイドの画像など、時間がかかって大変なタスクは、ほとんどやはらさんとぴこさん(@omochimc)たちがしてくれました。フラスタの準備で忙しい時に滅茶苦茶大変だったと思います。素敵な企画、素敵なイラストでした。

追記:むぎさん(@mug417)もイラストありがとうございます

この場を借りてもう1度、ご協力いただき本当にありがとうございました。

個人的には、絵や楽器など周りがやってるクリエイティブな推し活には全く素養が無く、サーバーを立てたりアプリを作ることを考えても、載せるコンテンツが無くて断念することはままありました。Pre-2nd札幌公演の、あの頃の気持ちを思い出しながら、念願の声出し解禁リベンジライブに向けたコールガイドに関する制作に携わり、一助になれたことはとても嬉しく思います。

『LAWSON presents 夏川椎菜 Revenge Live “re-2nd"』、全力で楽しみましょうね。

 

もっとリッチなWebサイトを作れるよう腕を磨いておくので、ネタと機会があればまたいつか。

舞台『未婚の女』を観劇して

こんにちは。しろです。

あの日からいつの間にか一ヶ月も経ってしまったみたいですね。10/18~10/22の5日間、夏川椎菜さんが座長の舞台『未婚の女』を観劇してきました。忘れないうちに思ったこと感じたことを書き残したいと思います。

視覚的に印象に残ったのは、"赤"でした。
舞台上に存在する赤は、電球に絡まった赤い紐、ノートを縛る赤い紐、4姉妹のドレスの腰に結った赤い紐と口紅、軍服やヒトラーの肖像写真に掛けられたハーケンクロイツの腕章。そして、マリアの赤髪。

ヒトラーは著作『Mein Kampf』の中でこう言っています。

国家社会主義者としてわれわれは、われわれの旗の中にわれわれの綱領を見る。

われわれは赤の中に運動の社会的思想を、白の中に国家主義的思想を、ハーケンクロイツの中にアーリア人種の勝利のための闘争の使命を、そして同時にそれ自体永遠に半ユダヤ主義であったし、また反ユダヤ主義的であるだろう創造的な活動の思想の勝利を見るのだ。

(邦訳版の角川文庫『我が闘争(下巻)』183ページ)

この本は国家社会主義で訳してるんですね。

劇中、マリアは常に赤と共にありました。
頭は赤に染まっていて、日記は赤い紐で縛り、赤い紐を手に取りあやとりをし、最期は赤い紐に縋っていました。マリアとナチズムは不可分だったのだと思います。

他には血の繋がりとしての描写もありましたね。
ウルリケとマリアのあやとりやイングリッドを縛る赤い紐とか。

山村さんは舞台のために髪を赤く染めたことをポストしており、この舞台にとって重要な要素だったことが窺い知れます。

劇中に電球の明滅が何度かありました。場面転換に用いられていたと思いますが、他にも意図が含まれているようにも思いました。
というのも、演者が舞台中央に吊るされた電球の明滅に目を向ける中、マリアだけが目を逸らしたり背中を向けていたことがありました。

光は正義や正しさの象徴としてよく用いられているように思います。RPGには審判の光なんて言葉も出てきます。

また、物を目で見る際にも光は欠かせません。人間は目に入った光が水晶体を通り網膜上で像を結び視神経を通すことで脳に伝わります。

自分にとって都合のいいことしか見ない。罪から目を逸らし続けてそれ以外が見えなくなっている。そんな人生を送ったからこそ、マリアは光を失ったのではないでしょうか。

light(光)とright(正しい、右、右翼)。それに対する左翼なんて言葉遊び深読みおじさんもしましたが、ナチズムについては勉強不足なので言及を控えます。

罪と罰

劇中に何度か繰り返された「その罪をAであると告発するものは、Bであるとも証明しなければならない」はドイツの慣用句「wer A sagt, muss auch B sagen」、"1度何かを始めたら、その結果にも責任を持たないといけない"の意味だと考えました。

上述したようにマリアの罪と罰は、根付いたナチズム、村社会の規律に盲目に従った密告。その結果から目をそらして責任を放棄したことに対する失明だと考えました。

イングリッドとウルリケについてはどうでしょうか。

イングリッドについては、父に対する異常な執着、その反発からの親不孝、男と遊んで家に帰らず幼少期のウルリケにした育児怠慢。対して、成長したウルリケからの反抗やマリアの介護疲れからの自死。罰はそんなところでしょうか。しっくりきてはいませんが。

ウルリケは不特定多数との不貞。それが露呈し激情した男からの暴行あるいは殺害。

死の描写

死のメタファーも多く見られました。
椅子の上に立つ。絞首のようにも見える深呼吸のポーズ。椅子を倒す。光を消す。明かりを消す。睡眠薬。斧で木を断つ。橋掛かりを渡る(能において幕の奥を幽界、舞台を現世と位置づけるらしい)など能の舞台ならではの表現もありました。

明確な描写はありませんでしたが、それぞれ首吊り、睡眠薬オーバードーズ、男からの暴行で命を落としたんだと思います。

所感

夏川さんが挨拶で仰られていたように、この舞台は難しかったです。
明確な描写が無かったり、フラッシュバックか走馬灯かマリアのせん妄か、とにかく時系列がバラバラで行ったり来たりして混乱します。
そもそもが、登場人物それぞれの主観での記憶であるため、虚実が入り混じっており正解が無かったようにも思います。(パンフレットでは幻想の世界のマリアという役柄、と山村さんも言及されています)

そんな意図が含まれた舞台だからこそ、分からないを持ち帰ってそれについて考えたり、正解を追い求めて調べたり、観劇した人同士で語り合う、というような動きも沢山生まれたのではないでしょうか。

実際、僕も海外での初演の記事をDeepLに投げたり、ドイツの劇場の出版社が5割公開してるテキストをDeepLに投げて差分から脚本の意図を探ろうとしたり、サウンドトラックの曲のタイトルから考えを巡らせてみたり、深作組の手のひらの上で踊らされていました。色々調べ回った末に、「海外の公演での中年の女役がオペラ『エレクトラ』でエレクトラ役をしていた」なんてコンテキストも拾って、誰が分かるんだよ!って突っ込んだ舞台期間真っ只中の夜が楽しかったことを覚えています。近くの公園で解釈を語り合ったいつもましてのオタクたちも、ありがとう。

演技については挨拶で触れられていたように、演者が舞台袖に戻るタイミングもほぼ無くて、台詞が無い瞬間も各々が常に演じ続けているあの空間は得難いものでした。
また、ダブルキャストイングリッドは演じる人によって違った解釈が生まれるのがとても良い効果を生んでいたように思います。

カーテンコールでは誰よりも深くお辞儀をする宮地大介さん、お辞儀をしながら舞台を撫でてグータッチするサヘル・ローズさんが印象的でした。座長の夏川椎菜さんもいつも通り素晴らしい挨拶を残してくれました。

挨拶を文字に残してくれるデータ収集型オタクも、いつもありがとう。

今回の舞台を通して、人・文化・立場・状況の違いで、正義も普通も記録や記憶でさえも違ってくる、って当たり前の視点も再確認させられました。また、過去に起きた出来事、なんて他人事ではいられなくて、全ては地続きだし、そんな過去を振り返って考える機会は何度あっても良いものだなと思いました。

月並みな感想ですが、これでブログを締めようと思います。

2022年ブログ納め

どうも、しろです。

今年もブログ納めをしていこうと思います。自分用の備忘録です。
写真とかツイートとか見返して2022年の印象深かった思い出を書き留めよう。

参加イベント

まずは参加したイベントを確認していきます。

 

合計50イベントだったらしいです。幾ら使ったか考えたくもないですね。

ちなみに夏川さんが出演された中で不参加だったイベントは以下の5イベントでした。

  • THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 8thLIVE Twelw@ve DAY2
  • TrySail 14thシングル『はなれない距離』発売記念リアルリリースイベント
  • SUMMER LIVE in Fuji-Q produced by 文化放送 7/17 3部
  • 舞台『オルレアンの少女 ージャンヌ・ダルクー』東京公演 10月8日 12:00
  • 舞台『オルレアンの少女 ージャンヌ・ダルクー』東京公演 10月9日 12:00

宗教上の理由で行かなかったり、当たらなかったり、公演数と出費に躊躇ったり。
行けるイベントに対して行かない選択をしたこともありました。被った別イベに敢えて行ったらどういう気持ちになるのか知りたかったのと、単独ライブじゃないからダメージは少ないだろうという理由でした。

1月

リスアニ!LIVEがありました。
『全力!絶対!!カウントダウン!!!』の初披露でテンション上がりました。ステージ横の前の方から観れたのも良かった思い出。

www.lisani.jp

コンポジットの楽曲の解禁もこの頃でした。オタクとGoogle Docsに集まって歌詞の書き起こしをするのが楽しかった覚えがあります。

鹿乃BEST release記念Live~musica~があったのも1月末でした。
トラブルもありましたがとても良いライブ配信だったので一生待ってます。続報ください。

2月

コンポジットが発売されました。
これは可愛い夏川さんパネル。

アニソン派!が天才でした。

LAWSON presents IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2022 "奇跡"がありました。
初披露の恋と花火で頭抱えてた。

VOICE+ VOL.2 発売記念で菅野真衣さんのオンライントークイベントがありました。緊張で死んでました。

4月

最初で最後の日々荘(金銭的余裕と可処分時間が無いので)

417の日カラオケ大会楽しかったなぁ。

5月

MAKEOVERが始まりました。よく分からん試みも始まりましたね。

謎のGW。

楽しそうだね。

6月

謎のキャス。

MAKEOVERを終えてササクレと星の海の記憶に頭抱えてるオタク。

7月

ライブ当日の深夜に到達するオタク。

LAWSON presents IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2022 “約束”、良かったなぁ。
ライブレポートが下手なので飛び抜けて琴線に触れたものだけ書くようにしてるんですが、約束を書いたのはそういうこと。

アウトプットのためのインプットが向き合うきっかけをくれることもあると学んだ日。

Wicky FESは満足度高かったなぁ。第2回の開催待ってます。

珍しく描いた絵。

コネパレも楽しかった。マンスリーライブして欲しい。

8月

アニサマは色々ありました。

9月

シーパラは神イベ。来年もやりませんか。夏の風物詩にしてほしい。

ライブの前後もシーパラ満喫したり花火したり旅館泊まったりで最早修学旅行で楽しかった。

リスアニ!アキヤスミも良いイベントでした。現在XRWorldにて毎日21時から配信されてるので是非見ましょう。

10月

Atriumが発売されました。
これは可愛いうえしゃまのパネル。

Piacere!はもっと行きたいってなるくらい良いライブだったので早くBD発売日になってください。

推しの主演舞台は忘れられない思い出になりました。

11月

MAKEOVER上映会は夏川さんのトークに一生頷いてる赤べこになりました。

12月

feRmataは本当に素晴らしい展示でしたね。全部メモ取って何回も読み返してる。

ベストナンとかいうバラエティ豊かで最高のイベ納め。

おわりに

2022年も沢山のイベントに参加できました。ほとんどのイベントで連番したり打ち上げ行ったりするなんて、数年前までソロでイベントに参加し続けてた頃からしたら考えられないようなことで、良い仲間ができたなと感謝するばかりです。

来年もよろしくお願いします。

星の海

星の海の記憶(莉央&琴乃ver.)

昼公演は不意打ちで何も考えられなくなっていたので、夜公演の記憶から書きます。

こちらでも触れましたが、MVが大好きなんですよね。
IDOLY PRIDEの中で特に好きな要素の1つです。

LAWSON presents IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2022 “約束”で披露された星の海の記憶は、スクリーンにMVを流しつつ、MVを現実世界に拡張するように演出されていたのが印象的でした。

演出の要素として主に以下4つがあったと思うのですが、星の海の記憶の照明演出は取り分け力が入っていたように感じました。

  • スクリーン
  • 背景(スクリーンの裏)
  • 左右の三角錐のオブジェ
  • 照明

1A

「いつから 見慣れた景色」

1Aでは夕暮れを眺めるシーンで、
これに合わせてオレンジ色が中心の照明となっていました。

1B

「夜は暗い だから」

1Bでは薄暮に背を向けて夜空を眺めるシーンで、
オレンジ色の照明から青色に切り替わりました。

1サビ

「星の海が流れていく」

欄干に埋まった明かりが後ろに流れるのを背景に、自転車で移動するシーンで、
ムービングライトが青色から白色に切り替わり、会場中を流れるように動いていました。

「笑顔がもっと光るように」

客席に向かって袖の左右のライトを全灯させていました。

2A

2番からはスクリーンを挟んで戸松さんと橘さんがステージ2段目の左右に登場しました。

「Starry the sky」

定点カメラで満天の星空を映すシーンで、
ステージの黒背景に星の海を想起させるような照明が配置されていました。
ファミ通のイベントレポートの写真でも確認できますね。

「好きだよ さざ波の音」

日中に星見市を制服で歩く、レッスンするなど日常のシーンで、
左右の三角錐のオブジェは翠色に照らされていました。
アイドルとしてのイメージカラーであるピンク色と、その対比の、普通の女の子としての翠色(ピンクの補色)が作中でよく使われているのは周知のことですが、
ここでもやはりライブと日常との対比で、補色の翠色が使われていたのかなと思います。

2B

「昼はまぶしい だから」

私室で作詞に悩むシーンで、
三角錐は黄色に照らされていました。
星の海の記憶は「星見祭りのため、大好きな星見市を思って作詞した」とBEGINNING OF LODESTARで明かされていますが、アイドルとして星見市(日常)を歌うという意味で、ピンク色と翠色の中差色相である黄色が使われているのかなと想像しました。

2サビ

「素顔のままいられるよう」

三角錐は翠色に照らされていました。
歌詞そのまま、普通の女の子としての翠色ですね。

C

「拡散してゆく Twilight そして Sunrise」

三角錐は紫色に照らされていました。
Twilightは日が沈んで完全に暗くなるまでの薄暗い時間帯(紺)ですが、そこから色相環上でSunrise(オレンジ)に進む途上の紫なのかなと考えました。

「明日を強く生きる」
三角錐は白く照らされました。
白といえば麻奈ちゃんの衣装ですよね。この衣装を着て他のアイドルを寄せ付けない自信に満ち溢れた振る舞いをする麻奈ちゃんは正しく強く生きていると思います。

落ちサビ

「空の色が変わってゆく」

これまで私室で作詞をしている間に窓から見える景色は薄暗く雨模様でしたが、歌詞に合わせて雨が止み、星の海が見えています。
三角錐はその色と同様に青に照らされていました。

ラスサビ

「星の海が流れてゆく」

三角錐は翠色に照らされていました。
ムービングライトは会場中を動いていて、ミラーボールみたいな細かい光も沢山あって、ラスサビらしく星の海に包まれたような気持ちでしたね。

アウトロ

左右の三角錐はそれぞれ紫と翠に照らされていました。
(三角錐は翠、ステージを照らす他のライトが紫だったかも?)
最後の最後に莉央の紫と琴乃の翠(麻奈の後追いを止めて自立した意味で、ピンクの補色としての)だったとしたら良いなぁ。

その他

照明以外には、演者の立ち位置も印象的でした。
戸松さんと橘さんはステージ2段目の左右から動かず、ステージ中央と左右のウィングは空けたままになっていました。

「星の海の記憶」に関しては、わたしはソロなのでフォーメーションというものがなく、ともするとセンターポジションやちょっとの移動で寂しいので、自分から皆さんのそばに行きたいな、と「左右のウィングを使いたいです」とご相談させていただきました。

まとめ

平面に映し出されたMVから現実世界に拡張するように照明演出が構成されていて(願望)、空間全体がMVの中のようで、確かにそこに麻奈ちゃんはいました。

現在、アプリ的にはⅢXが実装され、ストーリーではmihoの「今度は私が長瀬麻奈を消してやる」という発言など、アイプラらしい、光だけではなく陰も描写する展開となっていますが、このタイミングで「IDOLY PRIDE -VENUS STAGE/RE:BEGINNING-」以来の星の海の記憶を、ここまで麻奈ちゃんを大切にした演出で披露してくれたのは、とても嬉しく思います。ずっとこの瞳が覚えている、と言いたいところではありますが、鳥頭なので記憶から薄れていくことが怖いです。円盤を売ってください。幕張の円盤も。是非とも形に残して何年先でも見れるようにしていただけると嬉しいです。

夜公演で開催が告知された2月のライブ「IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023 “未来”」ではどんな未来を見せてくれるのか今からとても楽しみです。

 

よもやま話

これは6/28の「LAWSON presents 夏川椎菜 2nd Live Tour 2022 MAKEOVER」で披露されたササクレを見て星の海の記憶になってる僕。
ステージの背景と照明の演出を見て「星の海の記憶じゃん...」って言ってたのが、まさかの4日後に本当に星の海の記憶で同じ演出を見せられることになるとは。約束の昼公演では頭が破壊されてしまいました。ガチでやばいことが起きた。

あとは、アンチテーゼのストロボライトの点滅が狂おしいほど好きなのですが、Shock out, Dance!!でもムービングライトで同じことをやられてこれまた頭抱えてました。

このブログを書くにあたって、麻奈ちゃん関連のコンテンツを見返す流れで、ストリートビュー金沢八景を散歩していた(?)のですが、金沢文庫駅周辺にも絵の資料として使われた場所があったんですね。今度、星の海の記憶を聴きながら行ってみようと思います。

作詞におきましては情景と感情がリンクして聴いた人が麻奈と共感できるよう努めました。

 

LAWSON presents IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2022 “約束” の感想

しろです。
久しぶりに筆を執りました。覇権コンテンツなので。

タイトルに『LAWSON presents IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2022 “約束”』と入れはしたものの、特に好きだった部分のみ取り上げてます。

EVERYDAY! SUNNYDAY!

背景のスクリーンにMVを流しながら始まる EVERYDAY! SUNNYDAY!
みっ君さんの天才イラストを背景に、メンバーの心情を吐露するモノローグが添えられ、光と影のストーリーが詰まりに詰まって息も詰まる大天才MV。
アニメ円盤購入者特典のオンラインマネージャー集会で先行披露されたあの日が懐かしすぎて感傷に浸っちゃうし、開幕からこれを持ってくるのは卑怯だろ。

イントロのクラップも好きだしサビの「Everyday 繋がる笑顔が」の笑顔が可愛すぎる。ステージ上でずっと笑顔を見せてくれるサニーピースさんは沼。

見て!!!!!

サマー♡ホリデイ

ついに初披露となったサマーホリデイ。
3Dライブを見れば一目瞭然ですが、フォーメーションの移動が多いんですよね。
とんでもない練習量を積んでいるんだろうなと想像に難くないこの曲を、やはり笑顔でやりきるサニーピースさんは沼なんですよね。

ところでチーフマネージャーをパシリにして左遷されてまでして買ったタオルの使い所は???????

dengekionline.com

 『サマー▼ホリデイ』は初めてデモを聞いたとき、「テテテン♪」みたいに太陽が眩しくてハジケてるようなイメージを感じさせる楽器、リズム、メロディが使われていて、タオルをブンブン振り回して応援したくなっちゃうような曲だなって思いました。

 それを北川さんに話したら「まさにその通りだよ、『タオルを振り回して、浜辺のビーチの特設ステージで、ヤシの木とかが立っていて、太陽サンサン。踊っているほうも聞いているほうも水着で、汗を流しながら、ハジケて、タオルをブン回して応援しちゃおう!』みたいなイメージで作った楽曲なんだ」とおっしゃられて、嬉しかった覚えがあります(笑)。やっぱり踊らずにはいられなくなっちゃう曲ですよね。

 

SUNNY PEACE for You and Me!

恥ずかしながらライブ当日の深夜にようやく東京編を読み終えたんです。

ストーリーを読んだほうが良いと再三勧められながらも、グラブル以外のソシャゲが長続きしない僕は、Pre-2ndツアーが終わったら見る、MAKEOVERツアーが終わったら見る、と先延ばしにしてきた訳ですが、Youtubeに全話期間限定公開されたということで、ライブ前日に有給休暇を取得してようやく読み終えることができました。

幕張のアニメ1話先行公開で沼に引きずり込まれて、毎週アニメを楽しみにしていたあの頃の気持ちを取り戻せた思いです。

東京編を読んでライブに臨むか否かで、ライブから受け取る思いは全然違っていたと思うので、ストーリーを読めと言い続けてくれたオタクに感謝です。

みんなのピースも見せて
その両手で
SUNNY PEACE You and Me

なんだよな。

今更語れることは特に無いので、今すぐフルで音源を配信しなさい。

全力!絶対!!カウントダウン!!!

ほらピース!繋いでいくよ せーの 声を出して
3!2!1!サニピー!サニピー!

は何時できるようになるんですかね。そんな日が早く来るといいなあ。

月下儚美

月のテンペストさん、

見る度に歌も振りも良くなってるんですよねこのユニットは。
3,000円でミュージックレイン3期生ちゃんのトークとライブを見れるにちにちさんっていう神イベントがあるらしいので、成長の軌跡を追いたい人は行ったほうがいいらしいですね。

恋と花火

こーれ天才です。
「輝きに誓う」の橘美來さんなんですよね。

後、振りが全部好きです。1番最後のテレテレテレテレテレテレンが狂おしいほど好き。

裏と表

東京編の流れからして全く想像していなかった、新曲の宇宙初公開。
お知らせのお知らせをしてくれないと心肺停止しちゃうから気をつけて欲しい。
こちらにも準備というものがあるのだから。

脳が破壊されて何も覚えてないですけど、「追いつきたい」とか「負けたくない」とかあった気がする。東京編3章が楽しみで仕方ない。

後、宮沢小春さんのソロパート。

The One and Only

高まってる都合上、サビ前の橘美來さんの表情をオペラグラスで捉えるミッションを、どうしても忘れてしまうんですけど。どうすればいいですか。
連番者は隣で来るぞって呼びかけて欲しい。もしくは最前に座らせて欲しい。

星の海の記憶

後日、別記事に書きます。

shiro0303.hatenablog.com

LizNoir&TRINITYAiLEゾーン

  • Shock out, Dance!!
  • The Last Chance
  • Aile to Yell
  • les plumes
  • réaliser

シクレIIIXはワンチャンあるかな~と思ってたけど、まさかのLizNoir。
LizNoirとTRINITYAiLEは流石の安定感抜群の歌唱でしたね。
ここの感想に関しては番外編に全く手を付けられていないのと、夏川椎菜さんが可愛いとしか言えなくなってしまうのと、前のブロックで死んでしまったので割愛します。
あともちょ10が天才でしたね。

 

IDOLY PRIDE

安定した良さがありましたね。
「負けないよって 笑おう」の全員分のカットをください。笑顔が好きなので。

Shine Purity~輝きの純度~

イントロが流れた瞬間にテンション爆上がりするやつ。
最初期の曲だから1番成長を感じられて良い。
見比べたいのでIDOLY PRIDE - VENUS STAGE / RE:BEGINNING -の円盤を出していただけませんか?

Fight oh! MIRAI oh!

めっっっっっっっっちゃ上手くなってた!
こんな難しい曲を違和感なく魅せられるのは本当に凄いと思います。
今後も沢山披露して欲しい。

高まりすぎて「誰より遠くへ 飛びたいんだと手を伸ばして」の可愛いところを毎回見逃してしまうので、円盤を出してください。

それを人は"青春"と呼んだ

「アイドルだけ(持ってる|捨てるな)プライド」でそれぞれのユニットのポーズするの良くないですか??????????????????????
コレオグラファーさん天才?????????????????
3Dライブを実装するなら絶対これ実装して欲しい。
早く「いっせーので"声出せ"」させて欲しい。

The Sun, Moon and Stars

すっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっき。

SPECIAL MUSIC MONDAYが好きすぎて、IDOLY PRIDEのMVが好きすぎて拗らせたところもあるので。

毎週アニメ見終わった後に曲とMVが配信されるの、余りにも天才すぎたんだよな。
そんな中で2話終了後に配信されたこの曲が、IDOLY PRIDE - VENUS STAGE / RE:BEGINNING -で初公開されたこのMVが、曲的にもMV的にも好きすぎて思い入れの深い曲となってる訳で。

そんなED曲がライブの最後の曲として、しかも初披露されたらもう最高の余韻をもたらしてくれました。満足しかない。

サヨナラから始まる物語

やっぱりサヨナラから始まる物語なんですよね。
配置に着く前に超速理解して頭抱えてました。
アニメ見る前後で印象がまるっきり変わる曲だし、アニメーションMVにも無限に伏線が張られてて大好きな曲なんですよね。掘れば掘るほど沼るコンテンツだと、この曲に予感させられたんでした。

 

おわりに

深夜テンションで書きなぐってたら、ライブの感想というよりは思い出語り爺と化してました。

ライブの内容と直接関係しない点では、
沢山の制作側の方がライブに訪れていてツイートされていたことが印象的でした。
愛されてるコンテンツなんだ、と再確認することができて嬉しかったです。
また、会場周りではI'mewさんがチラシを配っていて、その中に利根川さんもいらっしゃったことが衝撃でした。初めてお会いした...

最後に

ライブ前に一緒に過ごし、ライブ後に感想戦をしたオタクの皆さん。
混ぜていただきありがとうございました。めっちゃ楽しかったです。

 

2021年ブログ納め

どうも、しろです。

ブログ納めをした方がいい雰囲気を感じたので筆を執りました。(2021/12/31 22:00 現在)
写真とかツイートとか見返して2021年を振り返ろうと思います。

1月

初めてブログを書いた1月。きっかけはこのイベントでした。

夏川椎菜、なんとなく、くだらなく。』発売記念イベント オンライントーク&サイン会

オンラインイベントについて語る夏川さんを見て泣いてたことが記憶に新しいです。
何なら書き起こしを見て今も泣いてます。

2月

写真を見返した感じ、なんくだとかRUNNYNOSEとか聖地巡礼してたみたいです。

後は、クラクトリトルプライドのリリイベもありましたね。延期している Pre-2nd に関して、大人たちが頑張って調整中って話を聞いて生きる希望を貰いました。

 

3月

上田麗奈1st LIVE Imagination Colors。
これのことしか考えてなかった、というと語弊があるけど、参加してきたライブの中で過去1だと思ったし、今後これを超えられるライブはあるのかと思わされたライブでした。
この1週間前には DtC が、1週間後には IDOLY PRIDE の最終話先行試写会もありました。その翌週には金沢八景聖地巡礼もしてました。今追ってるもの全てのイベントが集約された月で最高に楽しそう。3月に還りたい。

 

4月

LAWSON presents 令和3年度417の日は Acoustic Ver 。好き。
また、417Pちゃんねるの動画更新が不定期になることが発表されましたが、供給が減るどころか増えに増えまくることになる、夏川椎菜のCultureZが始まった月でもありました。コロナ禍に供給を絶やさない夏川さんの努力によって、彼女無しでは生きられない体にされてしまいましたね。

 

特に写真がなかったので417の日に食べたなんちゃ(ん)

5月

5月は色々なイベントが重なってかなり記憶に残ってました。

  • 友人の結婚式
  • 結婚式最中に発表される上田麗奈 New Album「Nebula」
  • 結婚式ネタで人生初のメール採用
  • SECONDSHOT NIGHT Girls Party 2021
  • アイプラ鑑賞会&ミリオン7th鑑賞会

Nebula が死ぬほど嬉しかったなぁ。

 

切り抜かれたメール

推しのASMRに影響されて飲んだホワイトレディ

6月

ハサウェイとか、たがためリリースとか。

雨宮さん麻倉さんの直筆サインは初めてだったのでめっちゃ嬉しかったです。

7月

LAWSON presents 夏川椎菜 Zepp Live Tour 2020-2021 Pre-2nd!!!!
12月の札幌から間が空いて溜まったストレスを全解放しましたね。

他にもanemone の聖地巡礼とか、たがためリリイベとか、朗読劇わたしの幸せな結婚とか。

2021年で1番イベント参加してた月。16イベントとか正気じゃない。

8月

トラハモイベとか、アニサマとか、キミに送る朗読会サトラレとか、#名前だけでも覚えてってくださいリリースとか。
Nebula リリースとか、 Nebula リリースとか、Nebula リリースとか、Nebula リリースとか。

一生 Nebula の話してましたね。Nebula が好き。

9月

朗読劇『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』とか、LAWSON presents 第三回 雨宮天 音楽で彩るリサイタルとか、LAWSON presents TrySail Live Tour 2021 "Re Bon Voyage"とか。

マイハートリバイバル初披露で記憶が飛びましたが、最高のツアーの幕開けでしたね。

10月

TIF!!!!カメラに抜かれた青T3連番!!!
声のプロフェッショナルが奏でる日本文学『三つの愛と、厄災』!!!
3列目下手で夏川さんを浴びてレスも貰ったRBV宮城!!!!

11月

最前の上手で夏川さんを浴びたRBV愛知。視界にステージしか映らないLapisをもう1回見たい。楽しかったなぁ。もう1回ツアーRBVやってほしいです。

12月

ハニフェス通し券で行ってよかったです。聴きたい曲も聴けて最高のイベ納めでした。

 

※終演後撮影OKでした

 

おわりに

NJU見たり過去ツイート眺めてたらてっぺん越えそうで焦りました。掃除中に漫画読み始めるやつ。
最後が駆け足になりましたが、過去1イベントに行った1年となりました。今後も貯金がやばくならない限りは沢山イベントに参加していこうと思うので、仲良くしていただけると幸いです。

 

このブログを書くにあたって過去のツイートを見返していましたが、過去に比べて明らかにリプとかいいねをしなくなってました。振り返ってみると、最近は人と絡むのに使うカロリーが多いように感じて、絡もうとしてはやめるのを繰り返してることに気づきました。ので、来年はそういう意味で体力付けたいなと思うばかりです。あと痩せよう。